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【業績分析】スターティア

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売上高は222億円、過去最高を更新

2025年3月期の売上高は222億1,100万円で、前年同期比13.5%の増収となり、過去最高を更新しました 。

増収の背景には以下の要因があります。

  • デジタルマーケティング事業「Cloud CIRCUS」のサブスクリプション収益が拡大
  • ITインフラ関連事業における複合機・ビジネスフォンの販売が堅調
  • サイバーセキュリティ関連機器の需要増加

特に、ストック型収益の比率が高まっている点は、今後の安定成長を支える重要な要素といえるでしょう。


営業利益は27.4億円、前年比19.9%増

営業利益は27億3,700万円で、前年同期比19.9%の増益となりました 。売上総利益率の改善と、販管費の適正化が利益成長に寄与しています。

増益の要因は以下の通りです。

  • 高収益なサブスクリプションモデルの拡大
  • ITインフラ事業におけるストック型サービスの拡販
  • 子会社の統合によるシナジー効果

利益率の向上は、事業ポートフォリオの最適化と経営効率の改善による成果と評価できます。


財務体質は安定、成長投資も積極化

スターティアHDは、成長投資を進めながらも、財務の健全性を維持しています。

注目すべき財務指標:

  • 自己資本比率:約60%前後(推定)
  • 営業キャッシュフロー:黒字基調を継続
  • 無借金経営に近い構造を維持

また、M&Aや新規事業への投資も積極的に行っており、将来の収益源の多様化を図っています。


配当は増配、株主還元姿勢を強化

2025年3月期の配当は、1株あたり年間20円と、前年の18円から増配されました。配当性向はおおむね30〜40%台と見られ、業績連動型の安定配当を継続しています。

株主還元のポイント:

  • 増配による株主還元の強化
  • 自社株買いの可能性も含めた柔軟な資本政策
  • 株主優待制度は現時点では未導入

今後も、利益成長に応じた段階的な還元強化が期待されます。


中期経営計画と成長戦略

スターティアHDは、以下のような中期的な成長戦略を掲げています。

成長戦略の柱:

  • 「Cloud CIRCUS」などのSaaS型サービスの拡大
  • ITインフラ事業のストック収益化と顧客基盤の拡充
  • サイバーセキュリティ・DX支援領域への進出
  • 海外展開やCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)による新規事業創出

これらの施策により、安定収益と成長性の両立を図る企業体制の構築を目指しています。


まとめ:安定成長と収益性の両立が魅力

スターティアホールディングスの2025年決算は、以下のような投資家にとっての注目ポイントを含んでいます。

  • 売上・利益ともに2桁成長を達成し、過去最高を更新
  • ストック型ビジネスの拡大により収益の安定性が向上
  • 財務体質は健全で、成長投資と還元の両立が可能
  • 増配により株主還元姿勢を明確化
  • 中期的にはSaaS・DX領域での成長が期待される

今後は、「Cloud CIRCUS」の成長性と、ITインフラ事業の収益構造の変化に注目が集まるでしょう。

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  • この記事を書いた人

うたかた

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