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【業績分析】ファンペップ

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売上と利益の変化について

2025年12月期第1四半期のファンペップの売上は0円でした。これは前年と同じです。一方で、営業損失は6億300万円となり、前年の1億8,300万円の損失から大きく増えました 。

損失が増えた理由は以下の通りです。

  • 新しい薬の研究にたくさんのお金を使った
  • まだ商品として売れる段階にないため、収入がなかった
  • 人件費や開発費が増えた

つまり、今は「売る」よりも「つくる」ことに力を入れている時期なのです。

事業ごとの成績を見てみよう

ファンペップは、次のような医薬品の研究開発を行っています。

  • 抗体誘導ペプチド:体の中で抗体を作らせる薬のもと
  • 機能性ペプチド「SR-0379」:けがや病気の治りを助ける薬のもと

この2つのプロジェクトに力を入れており、特に「FPP004X」という新しい薬の臨床試験(人への試験)に多くの費用をかけています。

お金の流れ(キャッシュフロー)

会社のお金の出入りも見てみましょう。

  • 営業活動による収入:なし(研究費が多く支出)
  • 投資活動:詳細は非公開
  • 財務活動による収入2億5,600万円(新株予約権の行使による資金調達)

つまり、研究にかかるお金をまかなうために、新しく株を発行してお金を集めました。

借金と資産のバランス

ファンペップの財務状況は次の通りです。

  • 総資産:28億900万円(前期末より3億円減)
  • 負債:5億9,600万円(やや増加)
  • 純資産:22億1,200万円(3億3,500万円減)
  • 自己資本比率:78.2%(前期末は81.6%)

借金は少なく、資産の多くを自分たちで持っているため、財務の土台はまだしっかりしています。

来年の見通しと配当

ファンペップは、2025年12月期の通期業績予想を出していません。理由は以下の通りです。

  • 製薬会社との提携交渉が進行中で、収入の見通しが立てにくい
  • 研究開発費は14億円、販売費などは3.5億円を見込んでいます
  • 配当は0円の予定です(前年と同じ)

今は利益よりも、将来の薬の開発に集中している段階です。


まとめ:ファンペップは未来の薬をつくる会社

ファンペップは、まだ売上がないものの、将来の薬をつくるために全力で研究を進めています。今は赤字ですが、借金は少なく、資産もあるため、しっかりとした土台の上で挑戦を続けています。新しい薬が完成し、提携が進めば、大きな成長が期待できる企業です。

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  • この記事を書いた人

うたかた

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