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【業績分析】魚力(7596)

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売上と利益の変化について

2025年3月期の魚力の売上は366億2,900万円でした。これは前の年と比べて0.8%の増加です。一方で、営業利益は14億9,300万円5.6%の減少となりました。ただし、最終利益(純利益)は15億9,300万円17.1%の増加となっています 。

利益の変化の理由は以下の通りです。

  • 原材料費や人件費の上昇により、営業利益が減少
  • 経費の見直しや金融収支の改善により、最終利益は増加

事業ごとの成績を見てみよう

魚力は、次のような事業を行っています。

  • 小売事業:スーパーや百貨店での鮮魚・寿司の販売
  • 卸売事業:飲食店や他の小売店向けの水産品の販売
  • 飲食事業:寿司店や海鮮居酒屋の運営

この中で安定して売上を支えているのは「小売事業」です。特に都市部の百貨店や駅ビル内の店舗が好調でした。一方で、飲食事業はコロナ後の回復が進んでいるものの、コスト増の影響を受けています。

お金の流れ(キャッシュフロー)

  • 営業活動による収入:本業による現金収入は安定
  • 投資活動による支出:新店舗の出店や設備更新に使用
  • 財務活動による支出:借入金の返済や配当の支払い

営業で得たお金を、新しい店舗の出店や設備の改善に使い、残ったお金で借金を返したり、配当を行っています。お金の流れは健全で、将来への投資も進めています。

借金と資産のバランス

  • 総資産:約200億円前後(推定)
  • 自己資本比率:50%以上(安定水準)
  • 有利子負債:適正範囲内

借金はありますが、資産とのバランスが取れており、財務の安定性は高いです。自己資本比率も高く、安心して経営を続けられる体制が整っています。

来年の見通しと配当

魚力は、2026年3月期も堅実な成長を目指しています。

  • 売上予想:微増を見込む
  • 利益予想:コスト管理を継続し、利益の維持を目指す
  • 配当:2025年は1株あたり40円、2026年も同水準を維持予定

安定した配当を続ける方針で、株主への還元にも力を入れています。


まとめ:魚力は堅実に成長する水産企業

魚力は、鮮魚や寿司の販売を中心に、安定した売上と利益を確保しています。営業利益は減少しましたが、最終利益はしっかりと増加しており、財務も健全です。今後も堅実な経営を続けながら、配当を維持し、株主にもやさしい企業として期待できます。

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  • この記事を書いた人

うたかた

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