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【業績分析】クレハ

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売上と利益の変化について

2025年3月期のクレハの売上は、1,620億1,500万円でした。これは、前の年と比べて9.0%も減ったことになります。また、営業利益も94億2,800万円で、26.3%の減少となりました。

減少の理由は以下の通りです。

  • 電気自動車の人気がひと段落した
  • 電気自動車の製造に使われる材料の売れ行きが悪くなった
  • 家庭用ラップなどの一部商品をやめた

事業ごとの成績を見てみる

クレハは、いくつかの事業を行っています。主なものは次の5つです。

  • 機能製品事業:電気自動車に使う材料など
  • 化学製品事業:農薬や薬など
  • 樹脂製品事業:クレラップなど家庭用品
  • 建設関連事業:建物に使う材料
  • その他事業:上記以外のいろいろなこと

この中で特に影響が大きかったのは、「機能製品事業」です。電気自動車の材料が売れなくなったことで、全体の売上が下がってしまいました。

お金の流れ(キャッシュフロー)

会社のお金の出入りも見てみましょう。

  • 営業活動による収入:295億2,500万円(前の年より154.5%アップ)
  • 投資活動による支出:394億3,600万円(15.0%アップ)
  • 財務活動による収入:84億3,700万円(30.5%ダウン)

営業活動による収入は増加しましたが、投資・財務活動による支出により手元資金は215億円となり、前より7.1%少なくなりました。

借金と資産のバランス

クレハの持っているものと借りているお金のバランスも見てみましょう。

  • 資産合計:3,452億9,800万円(4.4%アップ)
  • 負債合計:1,341億5,900万円(24.8%アップ)
  • 資本合計:2,111億3,900万円(5.4%ダウン)

借金(有利子負債)は56.7%も増えたので、少し心配な面もあります。ただし、将来のために投資をしているとも言えます。

来年の見通しと株主へのお礼

クレハは、来年(2026年3月期)には業績が向上すると考えています。

  • 売上予想:1,650億円(1.8%アップ)
  • 営業利益予想:140億円(48.5%アップ)
  • 最終利益予想:100億円(28.2%アップ)

また、株主への配当も増配予定です。2025年は1株あたり86円70銭でしたが、来年は約2.5倍になる見込みです。


まとめ:クレハは今ががんばりどき

クレハは、電気自動車の人気が落ちたことで、売上や利益が減ってしまいました。でも、来年は新しい商品や事業で回復を目指しています。お金の使い方や借金の増え方には注意が必要ですが、未来に向けてしっかり準備をしている会社です。

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  • この記事を書いた人

うたかた

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